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2020年2月29日 (土)

新型コロナウィルスでイベントを中止しても保険支払の対象外になるかもしれない件

私は大丈夫じゃないのかと思っていたら、どうもそんなことはないようです。検索したらいくつか記事が出てきましたが、産経新聞「興行中止保険 新型肺炎は補償外 主催者は泣き寝入りか」より。これは考え方の話も含まれるので申し訳ありませんが2ページ全文引用。煽りタイトルとは別に、本文は落着いています。

 新型コロナウイルスの感染拡大で多くのイベントが中止に追い込まれる中、中止による損害を補償する「興行中止保険」への関心が高まっている。最近は雪不足で冬のスポーツ大会や祭りの中止も相次いでおり、同保険の利用も増えているが、今回のように感染症が直接起因して中止となった場合は補償されないのだ。被害やリスクの規模を把握しづらいことが主な理由だが、主催者側は泣き寝入りするしかないのか…。

 興行中止保険は、イベントが中止・延期になった場合、主催者側がそれまでに支出した費用や中止・延期に伴い発生した費用などの最大90%を保険会社が保険金として支払う仕組みだ。

 ただ、保険金が支払われる条件は、台風や豪雨といった悪天候や、交通機関の事故、出演者の病気やけがによる出演取りやめなど、「被害とリスクの規模がある程度予測できる」(大手損保)場合に限られる。

 損害保険には「危険度に応じた保険料を負担しなければならない」との原則があり、「危険度の査定ができなければ、そもそも補償はできない」(同)という考えが根底にあるようだ。

 このため、今回のような感染症の発生のほか、地震や戦争といった被害の規模がどこまで及ぶか予測が難しい場合は、補償対象から外される。また、主催者の違法行為発覚や、出演者が保険契約前に負っていたけがや妊娠などを理由に出演できなかった場合なども補償されない。

 とはいえ、興行中止保険は季節や地域性などを考慮し、イベントごとに補償内容の詳細を決めるオーダーメードで設計されるため、「感染症による中止も補償対象に追加できるケースもある」(別の大手損保)という。ただし、その場合は「リスクの大きさから保険会社の引き受け審査は相当厳しくなる」(同)。

 また、感染症が“間接的”に関わりイベントが中止に追い込まれた場合も、補償対象になる。例えば、感染症拡大防止のため交通機関が運休し、イベント会場までの移動が困難になり中止に追い込まれた場合などは補償される。

「危険度に応じた保険料を負担しなければならない」「危険度の査定ができなければ、そもそも補償はできない」というのは、リスク管理とかセキュリティとか、そういう分野でよく聞きますね。保険はまさにそのためのものだから、同じ考え方なのは納得です。

小劇場はそもそも保険に入っているところは少なくても、商業演劇は原則加入しているから、今後の料率のことは別とすれば補償されるはずと気楽に考えていました。そうはいかないようなので、今後の対応がすごいことになりそうです。

2019年は台風の被害があまりに大きくて、今後の保険の料率が上がる、という話をどこかで読んだ記憶がありますが、感染症まで入ってくると、商業演劇は特に、保険料の分がチケット代に上乗せされてくることになるかもしれません。

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