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2020年9月27日 (日)

自分たちの実験結果をガイドラインに反映させるクラシック業界

暫定緩和で劇場では観客席の制限がほとんどなくなったことを受けて、ガイドラインの改定が相次いでいます。緊急要望を出していた団体でもあるクラシック音楽業界が「屋内イベントの客席収容率緩和を受けて」というコメントを出しました。

今般、クラシック音楽界の悲願でもありました客席収容率50%の制限が撤廃されました。これも、クラシック音楽を愛する皆さまのご支援の賜物と、あらためて心から感謝申し上げます。

この間、私たちもガイドラインに則った公演運営を心がけ、厳密な科学的検証を行うなど、さまざまな取り組みを続けてまいりました。

緩和後は、100%の客席収容率を前提とした公演実施を目指し、段階的に進んでまいりたいと考えております。もちろん、科学的裏付けを得て、国による緩和がなされたとは言っても、元よりゼロリスクはあり得ず、不安を拭えないお客様がいらっしゃることも理解しております。そのためにも、私たちは適切な感染予防対策を徹底することを旨とし、お客様や演奏家と一つ一つ信頼を積み重ねながら前進したいと肝に銘じております。

また、今回の緩和を受けてクラシック音楽公演実施に関するガイドラインは改訂することになっておりますこともご報告申し上げます。

お客様と演奏家が同じ空間、同じ時間を共有して心通わせるクラシック音楽公演のかけがえのない瞬間。それを満場のお客様とともに迎えられる日が一日も早く訪れることを願っています。

一般社団法人日本クラシック音楽事業協会

会長 入山 功一

それでガイドラインの改定が行なわれました。新旧対照表もあるのでそちらをメインに眺めていると、客席緩和の反映だけでなく、その中でクラシック音楽業界は「#コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト」で行なった実験結果も反映させたことがわかります。これまで「適切な距離」とか「十分な距離」と表現してきたところに、楽器別に1m、2m、5mといった具体的な数字が入っています。楽器別ではトランペットとトロンボーンが厳しいです。ただ客席との距離のほうが数字は多いです。芝居にも参考になりそうな声楽だと、

①舞台から客席最前列までの距離について、最低でも水平距離で2m以上の距離を置くよう努める。また、歌唱位置から客席最前列までの距離について、水平距離で最低でも5m以上の距離を置く。これらが困難な場合には、アクリル遮蔽板の設置などの同等の効果を有する措置に努める。
②複数の歌手が出演する公演ではすべての歌手は最低でも2m以上の距離を保持し、近距離で向かい合うスタイルや、体の動きを伴ったり移動しながら歌ったりする演出は避ける。
③合唱については、適切な感染予防対策の在り方を関係者にて引き続き協議を行うこととし、開催については時宜を得た判断を要するものとする。

とあります。生歌や大声だと、たしかに5mはほしいです。芝居だと小さい劇場では距離を三間取ったら客席がなくなるようなところもありますので、これはクラシック音楽の上演ホールを想定したガイドラインです。

緊急で要望を出したのに客席増を段階的に進めていきたいとは、慎重な考えで、最初は観客層が高齢なこともあるからかと考えました。ただ、演奏側で自分たちの試験した結果を取入れて距離を取ると、フルオーケストラのような演奏はまだできない、そこで逸らないほうがいい、という判断なのかもしれません。

クラシック音楽には全然行かないので、どこを見ると販売客席数の傾向が調べられるのかわからないので、実態は不明です。ひょっとしたら隣の芝生が青いだけかもしれません。が、ガイドラインの改定を読む限り、自分たちで調べた結果を適切に反映しているようです。

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