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2020年12月27日 (日)

新型コロナウィルスに臨んで上演中止のテンプレートにしたくなる対応例の紹介

話が決着してからたまたま見かけたのですが、あまりに見事な中止対応報告なので記録しておきます。露と枕「ビトウィーン・ザ・シーツ」という芝居が新型コロナウィルスに関連して一部中止になりました。ホームページのトップ(に経過が載っている)と、Twitterの該当スレッドと、両方リンクを載せておきます。

・11月18日から11月22日まで、シアター風姿花伝で、初日以外昼夜の全9ステージを予定
・11月21日16時10分ごろ、出演者(1名)の知合いから、コロナウィルス陽性判定を受けたとの連絡が入る
・同日17時25分付で、19時30分開演の夜の回の上演中止を決定、公表する
・同日22時00分付で、その後、保健所から該当の出演者が濃厚接触者と連絡があり、翌日千秋楽の2公演も中止を決定し、払戻し予告(詳細後日)も公表する
・同日で時刻は不明だが、舞台から見た客席の写真をTwitterに載せて、2m41㎝の距離を確保していることを掲載
・11月23日21時00分付で、当該出演者との濃厚接触者扱いが出演者だけで、観客とスタッフは濃厚接触者に当たらないという保健所の途中見解を図付きで説明、合せてこれまで観に来た観客で体調不良や陽性判定を受けた人はいないことも報告
・同日で時刻は不明だが、払戻し手続きを公開、なおこれを書いている時点ではホームページ上部のメニュー欄に「返金対応」の項目があり、辿りやすくなっている
・11月27日22時00分付で、該当出演者が陽性だったこと、保健所による濃厚接触者の見解が確定したことを報告
・12月6日22時00分付で、当該出演者の濃厚接触者扱いとなっていた他の出演者の観察期間が終わったこと、うち1名が30日に陽性判定を受けたがほぼ無症状で公演終了後日が空いていたため公演に関わる濃厚接触者なしで保健所手続きを済ませたことを報告、これで報告を終わることも掲載
・12月13日付で時刻は不明だが、払戻し対応がその日で終わるため確認するようTwitterに呼掛けの掲載

中止と払戻しの決断の速さ、観客(とスタッフ)が濃厚接触者に含まれないことの図を使った説明、事後報告、払戻しへのフォロー、役者の匿名性への配慮と、Twitterとホームページと両方での情報提供と、後からまとめて読んだせいもありますが、こんなに的確で整った情報提供と対応は珍しいです。

ホームページ情報によれば、露と枕という劇団は早大劇研出身で2018年4月に旗揚げ。旗揚げの試演会を含めたら今回の公演が5回目の若手劇団です。よほど事前に対応を決めておいたのか、こんな出来事で褒められてもうれしくないかもしれませんが、今回の制作陣の対応は素晴らしいの一言です。最近の若手劇団はすごい。

今回のホームページの発表とTwitterの該当スレッドと、どこかで公開されているテンプレートを参考にしたのでしょうか。もし独自のものであれば、小劇場の新型コロナウィルス対応の対応と発表情報のテンプレートにするべきです。小劇場の関係者は、該当の記載が残っているうちに熟読して、自分たちが当事者になった時の対応と発表の参考にしてください。

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