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2021年1月 9日 (土)

ミュージカル劇団の新型コロナウィルスクラスター報告が出ていた

2020年10月に発生したミュージカル座の稽古場クラスターの話です。12月28日付で調査報告が出ていました。今後の対策に生かすため、調査で原因を明確にする話です。

前提として、当時の稽古の内容や稽古場の対策が10月12日付で公開されています。また今回の報告書は
・埼玉の県庁(部署は不明)がミュージカル座に来てスタジオ内の検証や見聞を行なった
・それとは別の日に、埼玉県の保健医療部感染症対策課(「入院調整・クラスター対策」という臨時部署名なのかな)と、保健医療部埼玉県衛生研究所とで、原因と今後の対策についた会議が開催された
・陽性者および濃厚接触者全員に郵送アンケート調査を実施した
という調査や会議があったうえで、掲載の内容は県庁の見解となるそうです。

ただ、報告書を読んでも釈然としない箇所がありました。責める意図はありません。私が釈然としたいだけの、つぶやきです。

どこが釈然としないかというと、発症のグラフです。10月7日、8日、9日に大半が発症していて、10月8日が一番多いです。報告書では「潜伏期間の2日~4日間を加味して、ほとんどの人が、10月4日に感染していることがわかる」とあります。10月4日に通し稽古があって大勢集まって演者がマウスシールドで稽古したからだそうです。

東京都のサイトだと「WHOの知見によれば、潜伏期間は1~14日(多くは5日程度)」とあり、そこから参照されているWHOのサイトも「The time from exposure to COVID-19 to the moment when symptoms begin is, on average, 5-6 days and can range from 1-14 days.」とあります。発症するまでの平均が5-6日(潜伏期間は平均4-5日)ということです。東京都は2020年の10月30日の情報、WHOは2020年の10月12日付に公開で、11月10日に更新された情報です。

2020年4月ごろは4日と言われていたような記憶もありますし、実際に現場で対応している保健所の知見として2-4日のほうが実感に近いと言われたら反論できません。ただ、平均日数を4-5日として見ると、10月4日より10月3日のほうがクラスター発生の第一候補日になります。

なので稽古の内容を確認したいのですが、当時の時系列は10月4日からしか掲載されていません。通常の流れだと発症日はもっとバラけているはず、いっきに発症しているのでまとめて感染したことがわかる、という指摘には賛成しますが、10月4日なんでしょうか。

これが、三密の程度によって、あるいは(ミュージカルなので)声の大きさによって、発症までの早さが異なるという話ならわかります。ウィルスに曝露した量で重症度が変わるのではという仮説はどこかで見かけた記憶がありますので、発症までの期間に影響してもおかしくありません。ただ、そういう話をはっきりさせるために、10月3日、できれば10月2日の稽古内容も記録しておいてほしかったです。

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