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2021年8月13日 (金)

代役の準備はどのように行なわれるべきか

前のエントリーの発表内容通りなら、田中れいなは共演者から感染した可能性が高いです。ところで田中れいなの4月の降板騒動のとき、引用先の記事はこんなことを書いていました。

田中やハロプロメンバーが所属している事務所は業界の中でも特に厳しい対策をしていることで有名だ。

事務所が厳しくても、さすがに共演者の陽性までは管理できません。そして厳しい対策をしているという事務所の所属役者でも感染するなら、他は推して知るべしです。デルタ株の感染力は以前より強力であることが発表されていますから、今後は降板騒動、公演中止が頻発すると予想します。念のために書いておくと、隠して上演を強行してクラスターを出した例が最近あったばかりなので、降板や公演中止になるのはまともに運営されている証拠です。

何かあったら即座に中止ができる団体ならいいですが、規模が大きい公演ではそうもいかないことが多いでしょう。だから公演継続できるように、最初から代役候補を考慮した制作が必要になります。海外だと大きな芝居の大きな役にはアンダースタディという立場があって、担当役が無事なら一度も出演できないことを承知の代役を用意しておきますが、日本ではその制度はありません。

ならば最初から他の役に紛れ込ませておくか。これは少人数芝居だと紛れ込ませておくのが難しいですし、務まるような役者を複数探すキャスティング時点で困難があります。野田地図が一度そんなキャスティングをやっていました(そうとは言っていません、私の勝手な印象です)。けど、海外公演ありで再演の野田地図だからできたことです。人気も込みでそこまで役者を集められる公演は、普通はありません。

となると、やっぱりその都度代役を探すことになります。通常は必要になってから考えるところ、各役の代役候補を複数挙げて、軽くスケジュールも把握して無理な人は外したうえで順番を決めて、何かあったら全力で順番に打診する。

代役の存在を知らされた側も、勝手に代役候補にされた側もいい気分はしないでしょうから、内緒にしておかないといけない。何よりその案を実際に使うかどうかわからない。でもその準備がないと瞬発力高く動けない。

ひょっとしたら大きい公演では普段から同じことをやっている可能性があります。歌舞伎はトラブル時にかなり融通の利いた代役が行なわれていますが、あれは古典で役者全員が内容を知っていて、しかも(公演機会の都合で)常に出演していない歌舞伎役者ががいるから動かしようがあって、観客側もそういうものだと納得しているからですね。劇団四季も役者全員交代という力技を出したことがありますが、スターに頼らないでロングランを行なう体制を組んでここまでやってきたからこそです。通常の芝居では、公演が大きくなるほど出演者の人気に依存する割合が大きくなるので、どうでしょう。

実際に制作しつつ、こんな裏プランも考えないといけないから、制作者は忙しいポジションです。

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