新国立劇場バレエ団が見せたいろいろな支援の形
「アンチポデス」がプレビューに続いて初日も延期と聞いて新国立劇場の公式発表を見に行ったら、たまたま見つけました。「ウクライナ情勢の影響により帰国しているダンサーのクラスレッスン受け入れについて」より。
2022年4月11日
新国立劇場バレエ団は、ウクライナ情勢の影響により帰国している、プロフェッショナルとして活動中のバレエダンサーをサポートいたします。
大変難しい状況下におかれている方々への支援の一環として、バレエ団のクラスレッスンを提供させていただきます。僅かながら一助となれば幸いです。ご希望の方は下記の内容をご覧いただき、下記のメールアドレスへご連絡ください。
募集内容
レッスン期間:2022年4月より
スケジュール:平日10:00~12:00の間で75分程度
場所:新国立劇場 リハーサル室
お申込み先: buyo_fm@nntt.jac.go.jp へメールにてご連絡ください。
その他
※事前に連絡先や職歴などをご記入いただく書式、参加にあたっての承諾書をご提出いただきます。
※初回のレッスン前および定期的に実施する、劇場の指定するウイルス検査を受検いただきます。
※新型コロナウイルス感染拡大予防対応によるリハーサル室のスペースの都合上、定員になり次第お申し込みを締め切らせていただきます。吉田都舞踊芸術監督よりメッセージ
バレエダンサーには毎日の基礎レッスンが欠かせません。ウクライナ情勢のために、急に拠点を離れ稽古場を確保しなければならない状況に置かれたダンサーたちに、バレエ団のクラスレッスンを受けていただきたいと思います。私自身もイギリスを離れ日本でフリーとして活動することになった時に、スターダンサーズ・バレエ団のクラスレッスンに参加させていただき、大変有難く思った経験があります。
新国立劇場バレエ団にできることはどういうことか、考え続けています。少しでも辛い思いをされているバレエダンサーの力になれるよう、これからも動いてまいります。
ウクライナ関係者に直接支援するのではなく、自分たちの守備範囲にある巻きこまれた人達に、無理のない形で間接的に支援を提供するのが、何というかその、いいですよね。「帰国している」とあるので邦人メインかと思いますが、ウクライナ難民にもダンサーがいるかもしれない。そういうところにつながる可能性もある。
世間全般の各種支援の中では地味なほうに分類されるでしょうけど、国公立劇場にふさわしい活動です。侵攻から2か月経っていないのに実現までもっていった芸術監督および関係者の努力が報われますように。
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