青年団「銀河鉄道の夜」こまばアゴラ劇場
<2024年4月25日(木)昼>
学校でいじめられっ子のジョバンニが、町の夏祭の夜に、唯一の親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って銀河を旅する。
前に一度観ていて、今回が二度目。ダブルキャストの初日でチーム白鳥座。相変わらず本家の宮沢賢治は読んだことがないのですけど、オープニングの暗転の中で騒ぐところの他にも細かい工夫が増えて演出には磨きがかかった印象。
初日だったせいか、青年団の芝居には珍しく精緻さよりも勢いで押しているように見える場面が散見した。やっている人たちは好きな演目なのだろうかと感じさせる場面が多く、その分もう少し、仕事に徹してほしいという印象を覚える仕上がり。どれだけやっても宮沢賢治のフォーマットから外れない脚本だけど、といってそのまま好きにやればいいってものでもないのだなと勉強になった。
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