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2024年7月 1日 (月)

パルコ企画製作「ウーマン・イン・ブラック」PARCO劇場

<2024年6月30日(日)昼>

若い頃の仕事で忘れられない経験をして歳を重ねた弁護士。誰にも語らずに悩みつづけた弁護士は、他人にその経験を語ることで自分の悩みが吹っ切れることを期待して、経験を親族に伝えることを決意する。伝えるべき内容を書上げた弁護士だが、親族相手といえども人前での朗読は未経験で不慣れ。そこで役者を雇って劇場での個人レッスンを依頼する。弁護士の書いたものが素人には長すぎることを問題視した役者は、2人で芝居形式で演じることで、より短く効果的に伝えることを提案する。特に話の多い弁護士本人の役を役者が引受け、弁護士はそれ以外の人々の台詞を覚えるように提案する。さっそく稽古を開始する2人だが・・・。

ネタバレはしませんが、2003年と2008年、斎藤晴彦と上川隆也の組合せで前に2回観ています。それが今回は勝村政信と向井理の顔合わせ、となれば雰囲気も多少は変わるというものですが、いい芝居はやはりいい芝居でした。

渋い演技が昔の時代の雰囲気に合っていた斎藤晴彦と、イケメンでありながら実直な上川隆也との組合せは初めからじわじわと怖がらせていました。それが今回は、笑いを取ってから深刻に持っていく勝村政信と、背が高い足が長い顔が小さいこれで本当に日本人かの華やかな向井理との組合せは、明るい場面と暗い場面の落差で勝負です。

脚本演出が全体に、親切寄りになっていました。昔はあそこまで見せなかったような気がします。そのあたりは時代です。それもあるし、3回目だし、怖がることはないと思って観ていたのですが、音にはやっぱり驚かされます。客席にもスピーカーを仕込んでいるんですね、あれ。

初見の向井理が思ったよりも上手で、さすが二人芝居に抜擢されるだけのことはありましたが、多役をこなしてなおかつ本命の弁護士役の切実さを見せてくれた勝村政信の芸達者が一枚も二枚も上手でした。それはもう芸歴の違いとしか言えません。ただ、割と噛合わせのいい2人でしたね。

うっかり東京千秋楽を良席で観られたのですが、たまにはそんなこともあらあな、ということで。

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