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2024年11月17日 (日)

松竹製作「明治座 十一月花形歌舞伎 夜の部」明治座

<2024年11月2日(土)夜>

敵味方に分かれた夫婦、戦の最中に病床の母を見舞いに訪れたものの母は面会を拒む、そして追手がやって来るが「鎌倉三代記」。刀を紛失してお家取潰しになった息子、その刀を手に入れて折紙を盗み取った番頭、あとあれこれ「お染の七役」。

「鎌倉三代記」は義太夫狂言で苦手なのですが、観たことがあって筋は知っていたので何とか。役者が全員凛々しいのだから義太夫でなしに観たいところ。勘九郎がどんと化ける高綱が見どころの一つ。「お染の七役」は七之助が七役を演じるのがもちろん見どころで、素早く化けてきっちり役も使い分けるのが見事。他の役者も合せてこれがこの日一番の出し物。何となく刀を盗んだ盗まれてお家が取潰しだというのは昔の定番の筋なんでしょうか。

この日1日観た感想では、役者が化けるところを見せる演目を揃えてみたのかなという感じ。勘九郎七之助の腕前を見せつけられました。

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