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2024年12月 1日 (日)

松竹製作「朧の森に棲む鬼(松本幸四郎主演版)」新橋演舞場

<2024年11月30日(土)昼>

とある島国では大君を抱くエイアン国が、金山を持つオーエ国に戦を仕掛ける戦乱の日々だった。そんな中で落武者狩りをして稼ぐ口のよく回るライと弟分のキンタ。だがその最中に朧の森に迷い込んだライは鬼から王になる啓示を剣を受ける。やがて鬼の予言通りに出会った男を倒すと、それはオーエ国と通じようとしていたエイアン国の武将だった。その場で出会ったオーエ国の族長を騙して秘密の約束を結んだライは、エイアン国の都に乗りこんで悪人の親玉マダレと通じると、武将の最後を報せるとその妻で検非違使長官ツナに取入り、口先と仕込みを駆使してエイアン国の中での地位を着々と固めていく。

初日。幸四郎が主演のライを演じる版。出来は上々、3日やったらやめられないというくらいのカーテンコールでした。すっかり話を忘れていましたけどお裁きの場面で観たことがあるなと思い出して、だけど粗筋はまったく忘れていたのでそのまま楽しめました。忘れっぽいことにもいいことがあります。

初めは夜の回のチケットを取ったのですが、後で昼の回の安い席を見つけたのでそちらを足しての1日2公演観劇です。こういう馬鹿な観劇を一度やってみたかったんです。役者寸評は夜の回で。先に3つ書いておきます。

まず、主演で演出は変わりません。照明美術きっかけありとあらゆるスタッフワークを駆使しているので演出を変える余裕はないというほうが正しいか。なので話が目当てならどちらを観ても構わないし、贔屓の役者がいるならそちらを選べばいいです。

それよりは座席のほうが大事で、花道のセリより客席側は出入り以外にほとんど使いませんけど、セリのあたりで演技することが多いのであそこが見えない下手サイド席だとモニターはあってもストレスになると思います。私は上手サイド席だったのでむしろ観やすかった。代わりに宙乗りが近いですけどそこは求めるものに応じて判断を。

あとは音響。初日のせいか出だしの朧の森の場面で台詞がいまいちわからず、特に昼のサイド席はさっぱりでした。かといって夜の回の1階席ならわかりやすいかというとそうでもない。あの場面がわからないとそのあとの展開もわからなくなります。新橋演舞場も初めてではないはずなので、何とか調整してほしいです。

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