朝日新聞社/有楽町朝日ホール主催「イッセー尾形の右往沙翁劇場」有楽町朝日ホール
<2024年12月6日(金)夜>
(1)友達と待合わせでデパートにやって来たが財布を家に忘れて母に持ってきてもらう娘「ロリータ」。(2)食品工場の責任者たちが記者を集めて謝罪する事件とは「謝罪会見」。(3)OL同士の井戸端会議「刈り上げOL」。(4)20年ぶりに北海道から東京に墓参りに来た老婦人だったが「墓がない」。(5)主任に呼ばれたベテラン職人が頭にかぶせられて言われるには「長年のカンをデータ化」。(6)邪気を払ってもらいた人たちが集まった神社で「神主のお祓い」。(7)紙芝居屋から立体芝居屋に転身した男が語る「雪子の冒険 小樽編」。(8)漁港で船員たちを相手にバーを開くママ「オーロラ銀座」。
初日。イッセー尾形の一人芝居。観終わった後に「新作が多くて面白かった」と話していた常連客らしき人の声が聞こえたので、内容とロビーの写真も含めて考えるに(1)(6)が再演、(7)(8)がシリーズものの新作、他が新作、と想像。個人的には(2)(4)(6)を楽しんだ。(7)は仮面を使ってやるのだけど仮面が多すぎて途中で見つからなくなって、こういうトラブルもまた芝居の醍醐味。(8)はちょっと声が小さかったのと席からは後ろ向きだったので歌がきちんと聞こえなかったのが残念。イッセー尾形の一人芝居を観るのは二度目ですけど、力押しの演目は今回は少な目でした。
ロビーに大量に仮面や人形が展示してあって、何かと思ったら宮沢賢治の話にちなんで全部イッセー尾形が作ったものらしい。とにかく作る人なんですね。
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