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2025年12月14日 (日)

TBS/ホリプロ/ATG Entertainment主催「ハリー・ポッターと呪いの子」赤坂ACTシアター

<2025年12月13日(土)夜>

ハリー・ポッターたちが闇の者たちと戦って二十年以上経った。ハリーとジニーの息子であるアルバス・ポッターは魔法学校に入学するが、魔法省長官で忙しくまた世界的に有名な父とは折合が合わない。あまり魔法が得意ではなく、学校の寮選びで評判の悪い寮に入ってしまったアルバスは、かつて父同士が仲が悪かったマルフォイの息子、スコーピウス・マルフォイとだけを友人として過ごす。そうして4年生になったある日、休みで家に戻ったアルバスは、かつて父と共に戦い亡くなった息子セドリックを取り戻すために時間をさかのぼる道具を貸してほしいと頼みに来た老人の話を立ち聞きしてしまう。その老人を追返した父に反抗し、スコーピウスと、老人の付添いに来ていて知合ったデルフィーと企んで、セドリックを助けるために過去にさかのぼる。

気にはなっていのですが、あれだけ有名なのにハリー・ポッターの映画も小説も観ていなかったので、小説くらいは読んでから出かけようと先送りしていた芝居です。せっかく買った小説も第2話の途中で挫折していたのですが、2026年一杯で終演するとのニュースが流れたので今のうちにと観劇に。

第2話まででも読んでおいてよかったですね。ハリー・ポッターは幼いころに両親を殺されて魔法学校に入るまで親戚の家に預けられて虐げられながら育ったとか、魔法学校の寮の組分けでスリザリンが悪い寮とされているとか、マルフォイは確か悪い側の1人だったなとか、女子トイレに嘆きのマートルがいるとか、暖炉を通って移動するとか、後日譚なので原作世界を踏襲した設定がたくさんあります。本筋だけ追えば有名すぎる有名人の親子の葛藤を描いて「呪いの子」というタイトルが最後の最後まで効いてくるのですが、原作がそれなりに長く、マントを羽織った観客もいたくらいですから原作ファンサービスも欠かせないのでしょう。原作の話題を律儀に拾っていそうな(だから原作を読み終わっていない自分にはネタバレなのだろうなと思われる)場面がたくさんありそうでした。

だから公式3時間40分ですが、劇場出たタイミングで3時間50分で、それでも駆足の上演という印象を受けました。キャスティングが多いので一応後日のメモ。ハリー・ポッターが大貫勇輔、ハーマイオニー・グレンジャーが奥村佳恵、ロン・ウィーズリーが関町知弘、ドラコ・マルフォイが姜暢雄、ジニー・ポッターが吉井怜、アルバス・ポッターが福山康平、スコーピウス・マルフォイが浅見和哉、デルフィーが高山璃子、マクゴナガル校長が白木美貴子の回です。

そしてハリー・ポッターなのだから、1つは魔法を舞台でやってみせるのが見所です。空を飛んだり、飛ばされたり、物が勝手に動いたり、火が出たり、吸い込まれたり、別人に化けたり、まあ忙しい。どれだけ腕前があっても運動神経の悪い役者はお断りされる芝居です。それなりに舞台機構も作りこまれているのでしょう。さすがロングラン芝居でした。

あと内容に関係ありませんがチケット料金は注目です。7種類もの細かい席割で高い席と安い席の差を思いっきり設けているのに加えて、近頃流行りの平日昼、土日祝日昼、夜の3種類でも料金に思いっきり差を付けて、さらに子供割引もあります(あとはラッキーチケットでもっと安く買えることもある)。チケットを買ったときには気付かずにスケジュールの都合だけで買ったのですが、これが夜公演で安い日程に当たったたためか、昨今見ないくらい若い人と家族連れで大賑わいの回でした。これはまとめられるものなら後でまとめたいですが、芝居制作者側の人はよく確かめておくといいです。

<2025年12月28日(日)追記>

座席と上演時間帯によるチケット代の値段差の実例」と題して書きました。

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