アイオーン主催「ゴドーを待ちながら」赤坂RED/THEATER
<2026年2月1日(日)昼>
木がある以外に何もない場所で、エストラゴンとウラジミールの2人はゴドーを待っている。どうして約束したのか、そもそも本当に約束したのか、ゴドーがどんな人間だったのかすら曖昧なまま待ち続ける。召使を連れた貴族が通って絡んだり絡まれたりはするものの、なかなか来ないゴドーを待ち続ける。
別演出で一度観たことがあるものの今回改めて観劇。今回のダブルゴドーの裏芝居の感想はこちら。エストラゴンの小倉久寛は適度にフラが入って1人場面でもしっくりくるが、ウラジミールの横堀悦夫が1人場面だと細い仕上がりで大ベテランでも会話のない芝居は苦手なのかもと驚き。ポゾーの釆澤靖起、ラッキーの佐藤銀平まで出来がよかった分だけそこが残念。
ストーリーのない不条理劇と言われているものの、醜い現代社会(ポゾー)と、その現代によって貶められた過去の社会(ラッキー)、そしてもっと素晴らしいはずだと期待しているがどのようなものかもいつやって来るのかもわからない未来の社会(ゴドー)、そんな中に放り込まれて身動きの取れない市井の現代人(主人公2人)、この見立てで書かれた芝居だというのが今回の観劇で得られた理解で個人的にはすっきり。抽象舞台の3つのオブジェのうち2つは木と岩に見立てたものだが、3つ目の宙に浮かぶ輪はそんな人間世界を見下ろす天使の輪か。
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