2026年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 劇団アンパサンド「歩かなくても棒に当たる」東京芸術劇場シアターイースト | トップページ | 海外ミュージカル「バーレスク」の上演中止 »

2026年2月24日 (火)

ACT.JT主催「第12回 立合狂言会」国立能楽堂

<2026年2月23日(月)昼>

妻の実家に初めて挨拶に向かうのに儀礼を教えてもらおうと人に尋ねたら「音曲聟」。せっかく育てた作物を荒らしに来る鳥や獣を追払ううちに夜になり「狐塚」。旅人を泊めることまかりならんとお触れが出た中で旅の僧が一夜の宿を借りるために工夫する「地蔵舞」。宝を守るために夜に一人で見回りをすることになった「杭か人か」勝手に休んだ太郎冠者を叱るために出掛けた主人と次郎冠者だが居留守をつかわれて「叫声」。旅の鬼が人里を求めて歩くうちに夫の留守を一人で守る妻の家にやって来て「節分」。主人が留守の間に米蔵と酒蔵を守るように言いつけられて「樋の酒」。師匠の言いつけを言葉通りに守ろうとして「重喜」。金の値段を訊いてくるように言いつけられた太郎冠者だが勘違いして「鐘の音」。長命の薬となるかたつむりを探すように言いつけられて探した藪の中には山伏が休んでいたが「蝸牛」。

全体評では演目の順序は考えてほしいところ。狂言の演目は今風に呼べばネタ1つの短編をテンポ極遅の20分かけて上演するので、明るい演目といえどもそれだけで感心するのは難しい。身体か声のフィジカルを早目に押し出してわかりやすく感心する取っ掛かりから流れを作ってほしいところ。今回でいえば「叫声」「鐘の音」あたりか。個別評は出来を評するほど見きれなかったので省略。ただ、声が大きくてはっきりしているのはいいが、声質がきんと響く演者の多いことが気になった。古典ならもっと深い声を目指してほしい。

演者演目を一度に知るには丁度良いと考えて臨んだものの、前半5本後半5本で押して4時間40分コースは不慣れな古典を観るはさすがに体力が厳しい。とは言え、始まってすぐに寝ていた客も1人や2人ではきかなかったがあれはいったい何をしに来たのかと疑問もあり。生の舞台は客席から話を掴みに行くことも求められるもの。休憩時間に帰った客はむしろ良心的で、後半始まっていきなり正面席でいびきが聞こえたのはさすがに演者に失礼。

« 劇団アンパサンド「歩かなくても棒に当たる」東京芸術劇場シアターイースト | トップページ | 海外ミュージカル「バーレスク」の上演中止 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 劇団アンパサンド「歩かなくても棒に当たる」東京芸術劇場シアターイースト | トップページ | 海外ミュージカル「バーレスク」の上演中止 »