Dialogue!「101分のペリクリーズ」シアター風姿花伝
<2026年3月7日(土)夜>
とある地方の領主ペリクリーズ。王の姫君に求婚するもその裏の話に気が付いて逃げ出す。船が難破して命からがらたどり着いた国で王の姫君と求め求め合い結婚するも、元の国に戻る船がやはり嵐に遭い妻は亡くなり娘だけが残される。元の国に戻って王となるため娘を世話になった国の領主夫妻に預けて育成を頼むが・・・。
だいたいこの粗筋で3分の2くらい。現代の服装に所々挟まるノリと勢いのよい演出でテンポよく進んで本当に100分で終わった。初見でも筋は分かりやすく迷うところなく、出演者の熱意は等しく高く、これが最高の上演とは言わないまでもシェイクスピアの精神としてはこれが正しいのではないかというくらいすんなり観られて楽しめた1本。アフタートークでもあったが槍勝負の場面を応援側で表現したのはよい演出。
この回はアフタートークあり。演出家と、自信もシェイクスピアを上演する瀬沼達也との対談。長いシェイクスピアを心配して周りに聞いたら休憩なしの100分が適当となったのでこの時間。タイトルは100分だと語呂がいまいちなのと時間きっちり終わらないと怒られるかもしれないと考えたから。まともに上演したら3時間コースのところを100分ありきと決めてテキストをカットしたが、そこはそれなりに展開も考えての上で実施。一部の台詞を他のシェイクスピア作品から持って来たり、女神の夢の場面を乳母の夢枕に変えて日本人に親しみやすいようにしたりと工夫もあり。観やすかったのは演出家の考えた構成も預かって大と得心。
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