松竹/梅田芸術劇場主催「ハムレット」日生劇場
<2026年5月17日(日)夜>
王である父を亡くして悲しみに暮れるデンマークのハムレット王子。それから二か月しか経っていないのに母が叔父と再婚を決めてさらに悲嘆していた。だが父王の亡霊を見たと夜警の兵士から教えられて見張っていると、はたして父王の亡霊と出会う。叔父に毒殺されたのだと伝えられたハムレットは、叔父に復讐を果たすために狂人を装って機会をうかがう。
美術や衣装で多少の工夫はあるも直球演出のハムレット。国王の石黒賢、王妃の柚香光、大臣ポローニアスの梶原善の3人がまずまずで頑張るが、タイトルロールの染五郎がパワフルではあるものの主人公の奥行きを出せずに合格点未達、他は年齢が点数くらいか。個々によい場面はあったものの、シェイクスピアの中でも主人公に掛かる比重が高いので上演後半の染五郎の進化に期待する一方、一筋縄ではいかない重い古典に臨むのであれば若手はせめて声を腹から出せる役者を揃えられたし。
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