1950年代で楽しんだ2026年の1日
昨日の昼に観た「エンドゲーム」は初演が1957年、夜に観た「十二人の怒れる男」は舞台版初演が1955年(オリジナルテレビドラマは1954年)。この2本重なったのは予定と体調と相談しての偶然ですが、両方とも初演が1950年代です。どちらも古典と呼ばれて今に残る傑作ですが、それが現代でも楽しめました。
ギリシャ悲劇だって今でも上演されるのだから、1950年代なんて芝居の世界ではついこの前だと言われればその通りです。ただ「十二人の怒れる男」を上演したCEDARは主宰が演出家で、脚本は名作の上演が方針らしいです。そういうことが出来るくらい優れた芝居の脚本も世の中にはたくさんあります。観る方はありがたいですが、脚本を書く方は大変ですね。過去の名作を押しのけて上演を勝ち取らないといけませんから。
似たような話は音楽でも聞いたことがあります。レコードやCDなど物理メディアとその購入(レンタル)費用に縛られている間は新作優勢だったのが、サブスクが解禁されるとその縛りがなくなって、過去の名作、名演奏と真っ向勝負して聴き手の時間を勝ち取らないといけない。
個人的にはサブスク全盛になったおかげでむしろ音楽からは縁遠くなりました。膨大すぎるので、丹精込めて作られたパッケージを少数選んで、繰返し聞く方が性に合っていました。映画もそうですね。結果、サブスクやっていません。
芝居は生身の人間がやるものですから、まずこれが完全にネットワークで配信できるようになるためにどのくらいの技術の進歩が必要か。それに役者と観客の、その日その日の具合で笑い所も泣き所も変わって、そのセッションが芝居の拠り所というか最後の砦というか。NTLiveとかよくできていますけど、あれは客席の反応も入っているのが良し悪しです。ないと困るのはわかりましたが、あったらあったで反応も生ものですから、初見のときはいいとして繰返し観る時に同じ反応というのも困ります。
何が言いたいのかよくわかりませんが、久しぶりの暇ネタでした。
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