2026年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

« 新国立劇場主催「エンドゲーム」新国立劇場小劇場(若干ネタバレあり) | トップページ | 1950年代で楽しんだ2026年の1日 »

2026年5月31日 (日)

エイジポップ/CEDAR主催企画製作「十二人の怒れる男」博品館劇場

<2026年5月30日(土)夜>

ニューヨークの裁判所。少年が父親を殺したと告発された裁判。3日間の裁判が終わり、有罪になれば死刑とわかっている。評決を下すために部屋に集められた12人の陪審員も大半が有罪を信じていたが、1人だけ無罪を主張する。それも少年の無罪を確信してのことではなく、もっと議論するべきだという主張だった。早く帰りたい者も多いが、有罪か無罪かを出す評決は全員一致が決まりのため、仕方なしに裁判の証拠を振り返る議論が始まる。

映画は観たことがあってオチは知っていたものの、改めて観るとこれぞ脚本の力と思い知らされる1本。若手とベテランを上手に混ぜた配役はベテランが圧巻の域。有罪強硬派である陪審員3番の中村梅雀と、陪審員10番のモロ師岡の、あれだけ怒鳴るのに観ていて不快にならない演技はお手本にされるべき。陪審員9番の佐藤B作はあの短い手番に笑いを突っ込んでくるアクの強さは3番か10番でもいいくらい。陪審員長の大鶴義丹は抑えた役どころを確実以上に。若手はそれぞれ大健闘で、代表してセールスマンの陪審員7番の今江大地を挙げておく。違和感皆無の小田島恒志と小田島則子のこなれた翻訳、実測2時間40分、生の人間がぶつかり合うやり取り。チケット代が高いのが難点も観れば確実に楽しめる。まだ間に合うのでお勧めしておく。

今回調べたところ、自分の観た映画は1957年製作だが、今回上演された舞台版は1955年初演、さらにオリジナルは1954年のテレビドラマ(生放送)と知って驚く。半世紀を優に超えても全然古くない。

« 新国立劇場主催「エンドゲーム」新国立劇場小劇場(若干ネタバレあり) | トップページ | 1950年代で楽しんだ2026年の1日 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 新国立劇場主催「エンドゲーム」新国立劇場小劇場(若干ネタバレあり) | トップページ | 1950年代で楽しんだ2026年の1日 »