KOKAMI@network「トランス」本多劇場
<2026年5月5日(火)昼>
高校の同級生で友人だった男女3人。精神科医になった女性の元に、患者として男性がやって来る。自分が自分でないように感じる、その間の意識がないという。友人を診察できないという医師のルールに従って他の医師が見つかり次第引継ぐことになったが、2回目の診察にやって来ないのを心配して自宅を訪ねたら、もう1人の友人の男性がいた。ぼったくりのおかまバーで働いていたが、財布ごと巻上げられた友人を助けて自宅まで連れてきたという。久しぶりの再会を祝って3人は飲むが、患者の男性の様子がおかしくなる。
3人芝居として有名な1本。ギャグに多少アレンジを入れてもおそらく原作ほぼそのままと思われる。ゲイの参三役を務めた伊礼彼方が初めから終わりまで飛ばして文句なし、患者役の風間俊介は様子がおかしくなってからの押しの強さが抜群。精神科医役の岡本玲はあと少々のテンションと腹から声を出してくれれば不満の大半は解消されるのにという惜しいところ。ただし登場人物が推定30歳前後のところ、この脚本自体が80年代から90年代の小劇場らしい若さに溢れているので、まだ芸能界で安定したポジションを確立していないような20歳前後の役者が似合いそう。またそれだからこそ伊礼彼方の出来に惜しみない拍手を。
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