こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
<2026年8月30日(日)昼>
貧しくて日々の暮らしもままならならず、死ぬことも覚悟したばかりに幽霊と仲良くなってしまった樋口一葉の成人してからの暮らしぶりを、毎年のお盆の出来事を中心に描く。
貧乏は悪だという感想になるような背景と、苦労する女はとことん苦労する時代という背景を掛合わせた芝居。だから積極的に観たいテーマではないものの、観終わってみれば観てよかったと思えるような仕上がりの芝居。だから東京千秋楽らしからぬ虫食いの客席だったものの、千秋楽にふさわしい熱い拍手で5回のカーテンコールも納得。役者を得て、かつ2022年からほぼ続投だったのも大きいか。
配役表がなかったものの、おそらくこれで正しいはずのメモ。樋口一葉が貫地谷しほり、母が増子倭文江、妹が瀬戸さおり、お鑛様が香寿たつき、八重が岡本玲、幽霊花蛍が若村麻由美。岡本玲のみ今回初。若村麻由美は2013年、2016年にも出ていて4演目らしい。役者なのだからいろいろな役を演じられて当然のようでそうでもないと今更わかってきたので、適材を探して適所にキャスティングしました、みたいな今回のような芝居を観るのは嬉しい。
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