2018年6月24日 (日)

緊急口コミプッシュ:青年団「日本文学盛衰史」吉祥寺シアター

感想はこちら

原作未見だけど、よく考えれば小劇場出身ということを思い出させる平田オリザと青年団の、実力と振れ幅を見せつける1本。いまさら平田オリザを評価ってこともないのだけど、でもこれから2年ごとに新作を発表するとして、もっと整った芝居はこれからも創られる可能性が高いけど、ここまで史実と想像と小劇場的手法とを駆使した、娯楽的かつ日本的かつタイムリーな芝居が出て来るとは思えない。

たぶんこれが後期平田オリザの実力を示す代表作になる。あと2週間あって、追加公演もあるので、再演をあてにせずに今回観ておくべき。当日券は枚数が少ないみたいだけど、多少悪い席になっても見切れの少ない劇場に見切れの少ない美術なので問題ない。

<2018年7月3日(火)追記>

感想を書いたので微調整。

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2017年9月10日 (日)

緊急口コミプッシュ:小田尚稔の演劇「悪について」新宿眼科画廊地下

感想はこちら。万人向けの100%お勧め芝居とは言えなくて、どちらかというと応援の意味が大きい。自分の基準で無理に分類すれば娯楽というよりは芸術に寄った芝居だけど堅苦しいところはなく、無料のワンドリンクサービスでワインを飲みながら笑って観てもいい。芝居に慣れた人たちなら楽しめるし、見慣れていない人でも刺さる場面があるはず。

あと出演者、演出部、制作部も9月13日締切で募集しているので、応募したい人は実演を観る機会なので、これを観てから考えてもいい。個人的には手薄すぎる制作体制を誰が応援してほしい。

狭い上演スペースだけど、これを書いている時点で、延長された9月12日火曜日の千秋楽まであと6本あるので、ぜひ。

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2016年2月11日 (木)

緊急口コミプッシュ:野田地図「逆鱗」東京芸術劇場プレイハウス

感想はこちら。こんなチケットの高い全公演前売完売の芝居に出すのもなんだけど、最後の松たか子の声にやられた。当日券情報は感想に書いておいたのでぜひ。

少し前の野田秀樹っぽさが満載な芝居で、ということは芝居を見慣れていない人にはわかりづらいことにもなる。でもこれは他では味わえない芝居なので、野田芝居を一度も観たことのない人ならなおさら観ておいたほうがよいです。これでわからん気に入らんとなったら次回以降は飛ばせばいい。野田秀樹も当たり外れはあるので、どうせ試しに観るなら当たりのときに観るべし。

少し前の野田秀樹っぽさが好きな人には言わずもがな。だけど少し前の野田秀樹といっても後半は重苦しくなるから、どこまでもフィクションの路線を期待している人にはちょっとつらいかも。

それにしても後半のテーマ。何で昔から今まで、あれが直らずに延々と続いているんだろう。いったいいつからああなったんだろう。

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2013年5月27日 (月)

緊急口コミプッシュ:イキウメ「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」シアタートラム

感想はこちら。誰にでも勧められるかというとちょっと違うかもと考えて出すかどうか迷ったけど、個人的にいいと思ったのだから出す。昔からこういうことを問題と感じていた人はいたのだと思うけど(芝居をやっている人たちなんかは特に)、それが「一般的」な問題として認知されるようになってきたのは、悪化が進んだここ1、2年くらいだと思う。それを言語化というか舞台化して、さらに観客にある種の力強さをもたらす点で、舞台は80年後でも、というか80年後でもあまり変わっていないという描き方の点で、現代日本を描いた芸術の一つじゃないのか。それでいて説教臭さの薄い、芝居単体としての物語も成立している。出て行く、出て行けの扱いがすごいいい。これよりも感動した芝居は何本もあるけど、感動とは違う満足感で、カーテンコールで痛くなるまで手を叩いたのは数年ぶりだ。

東京は6/2まで。当日券もかなり遅い時間でも買えたので気になった人は挑戦を。その後は北九州と大阪で。

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2011年8月21日 (日)

緊急口コミプッシュ:DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」シアターグリーンBox in Box

感想はこちら。たぶん次の土日は混雑するので、平日に行ける人は行っておきましょう。才能がここにある。

劇場に失礼に聞こえる事を承知で言えば、これはシアターグリーンで上演して終わりにしていいものではない。最近面白い芝居を観るたびに書いている気がしますけど、いい芝居を海外に持っていくパスが確立されていないのは日本の演劇界の欠点のひとつ。脚本演出家はイギリス留学経験があるそうなので、そのパスの確立にも挑戦できるものならしてほしい。

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2010年7月20日 (火)

緊急口コミプッシュ:こまつ座「黙阿弥オペラ」紀伊国屋サザンシアター

感想はこちら。こんなチケット代の高い芝居をプッシュしたくはないんですが、このエネルギーにはやられた。吉田鋼太郎が強すぎる。もっといえば井上ひさしをプッシュするのはあまり好かないのですが、これは栗山民也の手柄ってことにしておきます。

8月22日までですが、当日券は抽選なので、くじ運のない人は早いうちから何度か挑戦するつもりでどうぞ。

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2009年11月22日 (日)

緊急口コミプッシュ:パラドックス定数「東京裁判」pit/北 区域

感想はこちら。こんな脚本を書いて演出した野木萌葱、それに応えた男5人。言葉を全面に出して組立てたストレートプレイ。これが至近距離かぶりつきの劇場で、当日3000円なら安いもんです。あと2日間3公演しかありませんけど、ぜひ。当日券も10枚くらいは出ていました。たぶん、もう少し出せるはず。客席は、椅子の配置から好みの場所を選んで大丈夫です。

日本の小劇場、探せば名手がいるものです。

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2009年2月15日 (日)

緊急口コミプッシュ:メジャーリーグ制作「ちっちゃなエイヨルフ」あうるすぽっと

感想はこちら。残すはあと1ステージだけですけど、やっぱりあの魂のノーガード殴り合いとその行着く先の結果を黙殺してはいかんと思うので。

野鴨のときは1ヶ月公演だったけど、今回は2週間未満でちょっと短い。劇場と共催だったら、1ヶ月公演にして、公演期間の初期は割引で、とかできればよかったのに。劇場が中途半端に広くなった分だけ躊躇うところがあったのかも。実に惜しい。

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2008年9月 5日 (金)

緊急口コミプッシュ:「人形の家」Bunkamuraシアターコクーン

これ。初日だからこそのスタンディングオベーションかもしれませんけど、役者も演出もとにかく格好よかった。ラストの長台詞は圧巻です。話を知っている人はともかく、知らない人は一度観るとよいと思います。立見でも近い距離の場所もありますし。

こういう高い芝居に口コミプッシュを出すのも気が引けますが、全力の宮沢りえが私の琴線に触れたので、出さずにはいられないです。なので出します。他のいい役者のさらに上を行くいい女優です。

9月30日まで。当日券は毎回発売。

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2008年6月 7日 (土)

緊急口コミプッシュ:乞局「杭抗(コックリ)」こまばアゴラ劇場(6/15まで)

感想はこちら。先日観たTHE SHAMPOO HATの「立川ドライブ」が現代の日本人の暗い面を描いたのに対して、今回の乞局は終戦以降の日本人の暗い面の歴史を描いた作品。

脚本のレベルは甲乙つけがたいし、現実と非現実との舞台設定の違いによる好みの問題などはありますけど、仕上がりとしては私は乞局を推します。笑える芝居ではないですけど、たまにはこのくらいねっとりした芝居を観るのも如何。

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